【カーオーディオ入門】純正システムから発展させるカーオーディオ改善|DSPとは?

近年は純正オーディオの変更が難しいクルマが増えてきた

近年のクルマは電子制御が進化したことから、オーディオ関連のパーツ交換が難しくなっている。中でも初めてオーディオを取り付けようと考えているオーナーがぶち当たる壁がヘッドユニットの交換だろう。

さまざまな車両制御が純正のセンターユニットに集約されているので取り外すことができない車両がある。

さらに従来のようなDINサイズのスペースではなく、車両独自の異形デザインを採用しているクルマも少なくないため交換が困難な場合もある。

これらの車両の場合、純正のヘッドユニットを取り外して高音質ナビやオーディオヘッドユニットを取り付けるという作業はきわめて困難になってしまう。そこで注目したいのがDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)だ。

DSPとは

DSPとは純正オーディオからのスピーカー出力などを受けて、オーディオ信号をコントロールするユニットのこと。純正オーディオからの信号を分岐させてスピーカーへと出力するという純正とは異なる信号経路を作ることができるユニットのことだ。

日本はもちろん、欧州や北米をはじめとした海外でも純正オーディオを交換することができないクルマが増加していることから、DSPの需要はぐんぐん増えている。それだけに世界中のオーディオユニットメーカーからさまざまな機能や性能を備えたDSPが登場している。「純正が外せない」と諦めていたユーザーも、DSPを導入するだけで自由自在にオーディオシステムを組めるので注目してみよう。

調整機能に加えて入力の汎用性 さらにはシステムの発展性が魅力

DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)とは具体的にはどんな機能を備えたユニットなのだろう? モデルごとに機能や性能には幅があるものの、純正オーディオの信号を入力して調整機能を利用し、スピーカー(または外部アンプ)へ出力するユニットのことを指している。

まずは入力はどのようなものに対応するのだろう? 一般的には純正オーディオのスピーカー信号の入力(ハイレベル入力と呼ばれる)が可能だ。純正オーディオの多くは外部出力を備えておらず、出力されるのはスピーカーへの音声信号のみというケースが多いため、汎用的な接続をするにはハイレベル入力を備えていることが重要だ。

さらにモデルによってはデジタル入力を備えるモデルもある。これはDAP(デジタル・オーディオ・プレイヤー)などとの接続を可能にし、純正オーディオのプレイヤーとは別に、手持ちのDAPの音源を愛車で楽しむことのできる音の入り口の増設にも役立つ。

次にDSPの中心的な機能である調整機能だ。各スピーカーの音のタイミングを遅らせることができるタイムアライメント、周波数特性を細かく調整できるイコライザー、さらには各スピーカーの再生帯域を分割するクロスオーバー、そしてスピーカーゲインなどが主な調整機能。これらを駆使することで反射や吸音があり、主なリスナーとなる運転席が右側にフォセットしているという音響的に難しい車内環境をコントロールして、高音質を引き出すことができる。

実際にDSPによる調整を実施するとその音の変化に驚くだろう。スピーカーなどのユニットはまったく同じシステムでDSPによる調整だけを施した音を聴くと、音質・定位などの改善が劇的だ。それほどDSPによる調整機能は効果抜群なのでぜひ体験してみよう。

そして最後に注目したいのはDSPがコントロールできるチャンネル数だ。フロント2ウェイ+サブウーファーならば5チャンネル以上、フロント3ウェイ+サブウーファーならば7チャンネル以上の出力チャンネルが必要になる。これはモデルごとに仕様が異なるので自分が狙っているシステムに合わせて最適なモデル選ぶと良いだろう。純正オーディオではコントロールできなかったフロント2ウェイやサブウーファーなど、自由なシステムを組んでシステムアップできるのもDSPの大きな魅力だ。

シンプルシステムのDSPアンプとハイエンドを目指す単体DSPの違い

ところで、DSPには大きく分けて2つのカテゴリーがある。DSPの心臓部は同様の機能を備えているのだが、内蔵アンプを備えているモデルとアンプレスのモデルが存在する。
内蔵アンプを備えているモデルを一般的には「DSPアンプ」と呼ぶ。出力チャンネルに合わせて内蔵アンプを備えているのでDSPアンプ1台だけで調整から増幅までをこなし、DSPアンプに直接スピーカーを接続できる。そのためシステム構成はシンプルになり手軽にシステムデザインを拡張できるのがメリットだ。

一方のアンプレスモデルは「単体DSP」などと呼ばれる。こちらはその名の通りアンプは備えずDSP部のみを備えた純粋なDSPユニットのこと。純正オーディオからの信号を入力して調整機能を利用する部分まではDSPアンプと同じだが、出力はローレベルのみなので別途外部アンプが必要になる。
使用するチャンネル数分の外部アンプが必要になるので、システムは複雑でヘビーなものになるが、高品質なパワーアンプを選べたり、トゥイーター、ミッドバス、サブウーファーなどの各スピーカーにそれぞれ最適なパワーアンプを選ぶことができるなど、オーダーメイドでシステムを組めるのが魅力。高いレベルを目指すならばおのずと単体DSP+外部アンプのシステムになる。

このように、純正オーディオからのレベルアップを目指すときに重要なキーユニットになるのがDSPだ。今では高音質オーディオへのシステムアップの第一歩になるのがDSPの増設といっても過言ではないだろう。DSPアンプ、単体DSPを含め各社からさまざまな価格帯のDSPがラインアップされているので、自分のニーズにぴったりの一台を見つけて、新しいシステムデザインをプランしてみよう。

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