トヨタ車純正ディスプレイオーディオ徹底攻略

TOYOTA車純正ディスプレイオーディオの使い心地を良くしたいというご相談を受ける機会が増えています。

そのように思われる方が多いのは何故でしょうか?

当記事ではその理由とTOYOTA車純正ディスプレイオーディオに対する不満な部分への対処法を、専門店ならではの視点で解説していきます。

TOYOTA車純正ディスプレイオーディオには利点がありますが、ご不満に感じられるポイントも…。

まず利点は以下の1点に集約できます。

「Apple CarPlayとandroidautoに対応していること」です。

TOYOTA車純正ディスプレイオーディオでは対応スマホアプリを車内で快適に使いこなすことが出来ます。例えば音楽系のアプリの操作を車載機の画面上にて行えて、ナビアプリでは大きな画面で地図を見られタッチ操作も可能です。車内でスマホを使い倒したいという方にとっては、いたって便利です。

そして、車載機にナビ機能や音楽再生機能を持たせなくて済み、コストダウンを図れますので、車体購入時の予算を削減できます。

 

しかし、お客様がよくご不満を語られるポイントが3点あります。

1点目は「スマホナビアプリの使い心地」
2点目は「映像系コンテンツへの対応力」
3点目は「オーディオ性能」

それぞれがどのようなことなのか、そしてその場合の対処法を以下に順にご説明していきたいと思います。

市販カーナビへの換装は、基本的にどの車種でも可能です。ただし、難易度(コスト)が異なります。

まずスマホナビアプリはコストがかかりにくく、常に地図や機能を最新の状態に保てることが利点です。しかし高性能な市販カーナビを使い慣れている方の多くは、スマホナビアプリでは満足されません。車載専用カーナビの中には、自車位置精度が高く目的地探索やルート案内が的確なモデルが多々あります。地図も車内で見やすいように色やデザインが最適化されている場合も多いです。

オーディオレス車を選べるのなら、最初からそれを選択し市販ナビを装着すれば良いのですが、その設定がない車種やグレード、さらにはTOYOTA車純正ディスプレイオーディオしか選べない車種では、後から交換するしかありません。

その場合、問題となるのは交換の可否ですが、結論は「どの車種でも市販ナビへの換装は可能」です。ただし、交換しやすい車種と、大がかりな加工が必要となる車種とがあります。オーディオレス設定のある車種では交換が比較的に簡単なのですが、2DINスペースの確保が難しい車種ではセンタークラスターパネルを改造する必要がありコストがかかってしまうことや、装着されているオプション品が無駄になる場合もあります。

詳細についてはサウンドステーショングループの各店にてご相談いただけましたら、おクルマごとの状況について詳しくご説明いたします。

映像系コンテンツを楽しみたいと思われるなら、超便利なアイテムがあります!

続いて、「映像系コンテンツの対応力」についてご説明します。

TOYOTA車純正ディスプレイオーディオは、映像系コンテンツの対応力が高くありません。理由は2つあります。

1つ目の理由は、「TOYOTA車純正ディスプレイオーディオには外部入力端子が備わっていない」からです。一部Android端末ならWi-Fi接続にてスマホのミラーリングを行えますが、有線接続をしたいとしてもTOYOTA車純正ディスプレイオーディオには入力端子がありません。

映像系コンテンツを楽しみにくい2つ目の理由は「Apple CarPlayとandroidautoはナビアプリ以外の映像系のアプリには非対応」だからです。

なお「映像系コンテンツの対応力が低いこと」に対しては、お薦めの解決策が有ります。車内での使用に特化したAndroid端末が発売されており、その中に格納してある映像系アプリをTOYOTA車純正ディスプレイオーディオの画面に映し出し、車載機の画面上にて操作が行うことが出来ます。操作も行える分、ミラーリングよりも便利です。

またそのような機器の中にはHDMI端子を備えたモデルもあり、それをお選びいただければストリーミングデバイスも使えます。ナビに関してはご不満がなく、しかし映像系コンテンツへの対応力を高めたいとお考えでしたら、当機をご使用されると良いでしょう。

音を良くしたい場合にも、メインユニットを交換する以外の良策があります!

最後に「オーディオ性能」についてご説明します。

TOYOTA車純正ディスプレイオーディオを含めた純正メインユニットの多くは、高性能な市販メインユニットと比べてオーディオ性能が劣っています。しかし今は換装するのに大がかりとなってしまう車種が増えてきました。そういった車種に対して少ない加工で性能をアップさせられるのが「単体DSPもしくはパワーアンプ内蔵DSPを使う」ということです。

DSPとはデジタル・シグナル・プロセッサーの略称で、これを用いると高度なサウンドチューニング機能が使えるようになり、車内の音響的な不利要因を改善できます。結果、音の聴こえ方が相当に良化します。

またパワーアンプ内蔵DSPのパワーアンプは純正メインユニットのそれより高音質ですし、単体DSPをお使いいただく場合には外部パワーアンプを用いることとなりますので、一層の高音質化が図れます。

さらには、DSPにポータブルDAP等のオーディオプレーヤーを接続すれば音楽信号の読み取り精度も上がります。これも音に効きます。

 

TOYOTA車純正ディスプレイオーディオの使い心地にご不満がありましたら、お近くのサウンドステーショングループの各店までぜひお気軽にお越しください。

おクルマの状況とお客様の希望やご予算に応じて最適なご提案をさせていただきます。

ご来店を心よりお待ちしています。

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